多くのお母さんを悩ませているのが、子どもの夜泣きです。でもいつまで経っても夜泣きがおさまらず、気づいたら幼児期になっていたということもあります。
そんなときは、夜泣きとは別で夜驚症という症状が起こっている可能性があるのです。
そこで今回は、夜泣きと夜驚症の違いと見分け方についてお話ししていきます。
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夜泣きはなぜ起きるの?
夜泣きというのは、特に体調不良でも機嫌が悪いわけでもないのにいきなり夜中に起き出して泣き出す状態のことを言います。
だいたい生後3ヶ月〜1歳半までが夜泣きが一番起こりやすく、全体の6割近い赤ちゃんが夜泣きを経験しています。
昼間にいつもと違った体験をして刺激を受けた場合に起こりやすいので、何らかのストレスが原因となっているのですが、実は詳しいことは解明されていないのです。生活リズムをきちんと毎日守っていたとしても、やはり夜泣きがおこってしまうこともあります。
我が家の場合は遅咲きで、1歳を過ぎたあたりから夜泣きが始まりました。落ち着くまではだいたい半年ほどかかりましたが、生活リズムや日中の刺激は関係なく起こっていましたよ。
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夜驚症とはどんな症状?
一方夜泣きとはまた別のカテゴリーとなってくるのが、夜驚症と呼ばれる症状です。
夜驚症は乳児の一時的な夜泣きとは違い、睡眠障害の一種なのです。
夜泣きは一般的に遅くても2歳くらいまでにはおさまってきますが、3歳や4歳になっても夜泣きのような症状がある場合には夜驚症を疑います。
夜驚症は眠っているときに突然起き出して、長くても5分ほど叫び声や泣き声をあげてまた何事もなかったかのように眠りにつきます。その間の記憶は子どもの中には存在せず、無意識のうちの行動だということがわかります。
夜泣きと夜驚症の見分け方!違いはあるの?
夜泣きと夜驚症の見分け方ですが、一番の違いは起こる年齢です。
夜泣きは0歳代〜2歳くらいまでで、夜中に長く泣いていることが多いのが特徴です。しかし夜驚症は3歳〜遅いときには6歳くらいまで続くケースもあり、夜中に起きる時間は5分以内と短時間であることがほとんどです。
夜泣きはじきにおさまるので、赤ちゃんの成長と共に見守っていくのが良いのですが、夜驚症は長いときには3年間ほど症状が続く場合があります。この場合は、やはりお母さんのメンタルや体調が心配です。
3歳を過ぎても夜泣きのような症状がおさまらないという場合には、一度小児科などに相談をしに行ってみてください。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きと夜驚症について、この2つの違いや見分け方を説明してきましたが、いかがでしたか?
- 夜泣きは0歳代から始まって1歳半くらいまでにはおさまり、そして泣いている時間が長い
- 夜驚症は3歳以降の幼児にみられ、泣いている時間が5分以内と短い
これが、2つの見分け方のポイントです。
あまりにも夜驚症が長引くときや泣いている時間が長いときには、医師に相談するようにしてくださいね。日頃から子どもの生活リズムには気をつけて、夜泣きや夜驚症が起こりにくい環境を整えていきましょう。