全国の小学6年生のうち、約8%が中学受験をします。
都道府県別に中学受験する割合を見ると
1.東京都 → 25%
2.高知県 → 20%
3.奈良県 → 14%
4.京都府 → 13%
5.広島県 → 11%
東京では小学生の4人に1人が中学受験をします。
次に多いのが高知県、奈良と続きます。
受験熱が高いのは都市だけに限ったことではないようですね。
そんな中学受験に合格するための最初の関門が入塾テストです。
入塾テストに合格するためにはどうしたらいいのか?
入塾テストに落ちたらどうする?
そんな疑問に対する対策をまとめました。
目次
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入塾テストの意図
中学受験をする上で、とても重要なのが塾選びではないでしょうか?
子どもが小学校2,3年生になると塾の資料を取り寄せ、この塾が良いだの悪いだのせっせと検討を始めると思います。
さらに、体験授業を受けさせたりもし、我が子が難関中学に入学するのを夢見て浮かれる時期でもありますね。
ですが、誰もが入りたい塾に入塾できるわけではありませせん!
入塾テストに合格し、通塾するための資格を得なければなりません!
塾はサービス業ですが、誰でもホイホイ入塾させていては、塾自体の実績が下がってしまいます。
塾は難関(有名)中学に多くの子どもたちを合格させた実績を作り、塾の価値を高めなければいけません。
難関中学に多くの子どもを輩出している塾は、もちろんその指導方法もすぐれていますが、最初から優秀な子を選び入塾させています。
入塾テストはそのための振り分けテストです。
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入塾テストの難易度
塾により、入塾テストの難易度は全然違います。
難関中学に数多くの子どもたちを進学させている塾の入塾テストの難易度は高いです。
小学校の成績が良いからといって合格できるのもではありません。
入塾テストを受けるための勉強をしておいた方が無難です。
逆に難関中学を目指さない塾の難易度は低めです。
いわゆる、学校の勉強についていけるようにする補助的な塾などは、だれもが簡単に入塾できます。
それこそ、入塾テストという名の学力診断で、その子の現在の実力を知るためだけのものです。
私が、わが子の塾選びの時に検討した塾は4つありました。
すべて中学受験を目標とした塾です。
うち2つの塾は、難関中学に何人も送り出している大手塾。
残り2つの塾は、難関中学への進学が目標ではなく、第一希望の中学へ進学させるのを指針とする中規模の塾です。
前者の大手の塾の入塾テストは不合格になる子もいますが、後者の中規模の塾ではほとんどの子が入塾できていました。
では、難関中学に多くの子どもを進学させている塾の入塾テストに合格するためには、どのような勉強をすればよいのでしょうか?
まず、当たり前ですが、自分の学年以下の漢字はすべて書けるようになっておきしょう。
熟語や送り仮名、書き順にも気をつけ、できれば部首なども覚えておくといいですね。
入塾テストで漢字問題は必ず出ますので、ここで必ず点数が取れるようにしましょう。
また、主語、述語、修飾語、ことわざや慣用句も学年にあったレベルくらいはできるようになっておくとよいですね。
漢字は、市販のドリルや、無料で利用できる『ちびむすドリル』などが便利です。
点数をとれそうな基本問題をしっかり押さえておくことが重要です。
次に計算力。
計算問題も必ず出ますのでケアレスミスのないように、普段から計算の訓練を積んでおくといいですね。
計算力は、繰り返しの訓練で必ず伸びます!
簡単な足し算引き算ではなく、桁数の多い足し算引き算、掛け算(学年によっては割り算)もできるようになりましょう。
文章問題にも慣れるように、ハイレベル演習などのテキストで勉強するとさらにいいですね。
入塾テストに合格しやすい時期
入塾テストのための勉強をすることで合格できる可能性は高まります。
ですが、それ以外にも入塾テストに合格しやすいタイミングというものがありますので下記にまとめます。
1.低学年から通塾する。
ゆとり教育全盛期の頃は、『学校の勉強だけではダメだ』と不安を覚えた親が、子どもが低学年の頃から塾に通わせていました。
今は、ゆとり教育も収まり新4年生(厳密には3年生の2月~3月)から塾に通わせる家庭が多いです。
そのため、ライバルが少なく入塾テストが比較的簡単な低学年からだと入塾しやすい傾向にあります。
通わせたい塾が決まっており、時間やお金に余裕があれば低学年から通塾するという選択肢もありますね。
2.体験授業や夏期講習を受ける。
ほとんどの塾で、体験授業、夏期講習、冬期講習などが設けられています。
そして、受講後に入塾テストを受け合格すれば入塾できるシステムのところが多いです。
その場合の入塾テストは、その時に習った範囲がテスト範囲となるため、復習をきちんとしていれば合格でる可能性は高くなります。
私の子どもが通っていた塾の場合、体験授業後の入塾テストで合格する子は7割程度です。
3割は不合格ですので、親がしっかりサポートして復習した方がいいですね。
3.1月~3月に入塾テストを受ける。
1月~2月に6年生の中学受験が終わり、次の生徒が新学年で入学するのが2月~3月です。
この時点で塾の定員がいっぱいになっていれば入塾できません。
ですが、塾の定員数を満たしていない場合があります。
塾は授業料で成り立っているので、優秀な生徒が欲しいが、定員も満たしたいというのが本音です。
そのため、定員数を満たしていない塾は、この時期、入塾テストの合格ラインが下がる場合があります。
実際に今まで200点満点中120点が合格ラインだった塾に96点で合格されたご家庭もありました。
ただし、これは本当に最終手段ですね。
すでに定員がいっぱいだと入塾したくてもできないですし、無理に合格したところで授業についていけない場合もあります。
できれば、早いうちにお子さんに合う塾に合格し、プール制となっておくのがおすすめです。
入塾テストに不合格だったら。。。
入塾テストに落ちるとかなりショックですよね。
これから頑張ろうと夢見ていたのに塾に入ることすらできないなんて。。。
自分の子育てを否定された気になり、落ち込んでしまうでしょう。
ですが、一度や二度、入塾テストに落ちたぐらいであきらめることはありません!
入塾テストの内容は、学校の勉強とは違うので、学校の成績が良くても落ちる子が多くいます。
また、決められた時間内に、多くの問題を解くことに慣れていないと、緊張して実力を出し切れない子もいます。
入塾テストは基本的に何度でも受けれますから、2度、3度とチャレンジしてもよいと思います。
とくに難関中学に多くの生徒を進学させている塾の入塾テストは難しく、何度も受ける方も普通にいます。
再チャレンジを恥ずかしく思う必要もありません。
塾もサービス業なので嫌な顔などせず、再チャレンジを歓迎してくれます。
最後に
入塾テストは、中学受験の最初の関門です。
つまずかず、合格させてあげたいと思うのが親心ですよね。
ですが、私は、ここでは1度や2度つまずいてもいいと思っています。
我が子の場合、4つの塾の入塾テストを受け、うち2塾に落ちました。
その落ちた塾に再チャレンジし、なんとか合格することができ通塾しました。
一度、入塾テストに落ちショックを受けたおかげで、自分の実力を知り、入塾後に真剣に勉強に向き合うことができ、逆によかったとさえ思っています。
入塾テストの準備をしっかりすることは大事です。
ですが、落ちても大丈夫です。
めげずに再チャレンジして、子どもに合った良い塾に入り、中学合格を目指しましょう!