転職を考えた時になにをするでしょうか?
転職サイトに登録、エージェントに相談、知り合いのツテを頼ってみる…色々あると思います。何回か転職を経験している人であれば手慣れたことかもしれないですね。
ですが、大抵の人ははじめに決めるべきことを曖昧にしたまま活動し、ブレた軸のまま最初に内定が出た企業へ転職します。そして数年経つとまた今の会社に嫌気が差して転職活動開始…なんてことを繰り返します。
「今よりも良い会社に行きたい」というのは誰しも考えることです。
では、その「良い会社」に行くためにまず何をすべきでしょうか?
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「自分にとっての」良い会社を探すために
私自身これまでに3回の転職を経験していますが、100%満足に終わったことはありません。それは上にも書きましたが、はじめに決めるべきことを決めないで臨んでいたからです。
では、その決めるべきこととはなんでしょう?
私が考える中では3つあります。
①転職活動の負担を理解する
人には仕事以外に楽しみにしていることややらなければいけないことがいくつもあります。それは趣味であったり、仕事に活かすスキルを磨くことであったり、はたまた家事や育児かもしれません。
そんな中で新しく転職活動を始めるわけです。その負担が相当なものであることは最初に理解しておきましょう。
初めての転職であれば、履歴書や職務経歴書を一から作らなくてはいけません。転職サイトに登録するときにも、場合によっては自身の経歴を詳細に書く必要がありますから、あらかじめ考えておかなくてはいけませんよね。
エージェントに相談するとなれば、有給を取得したり、土日などの休日に相談に行く必要があります。休みなのに仕事の話をしに行くというのは想像よりもストレスが大きいです。
面接にはいつ行きますか?大抵の企業は平日に面接を組んできます。有給を取るか、それとも仕事終わりの夕方以降に面接を設定するか…どちらにせよ仕事をしながら面接でどんなことを話すか考えたり、練習をしなくてはいけません。
転職活動には想像以上のエネルギーと費用(交通費等)がかかります。この負担を避けたいがために退職してから落ち着いて転職活動をしようとする人も少なくないですよね。
正直、私としては退職してからの転職活動の方が良いと考えています。ですが、収入がなくなってしまうなど不安要素もあります。
仕事をしながら、退職してから…どちらを選択するにせよ転職活動のプレッシャーと負担はおもったより大きいことを認識しておきましょう。
②人間関係以外の転職理由があるか考える
転職理由で最も多く、ですが企業の採用担当者に最も嫌われるものは人間関係です。
人間関係は水物ですからね。あなたが思う「厳しい上司」と採用担当者の考える「転職しても仕方のない厳しい上司」が一致するわけではありません。入社してみてもっと悪い環境になったとしたら、また転職を考えるのでしょうか?
転職する以外でも、部署を異動したり人事に掛け合ったりして解決するという方法もあります。つまり、状況が詳細にわからない以上、採用担当者が納得できないんですよね。
上司や同僚が嫌で転職を考えている場合はもう一度ゆっくりと、落ち着いて考えてみましょう。給料や待遇に問題がなくて人間関係のみであるならば、転職の前にやることがあります。
もし人間関係以外にも理由があるならば、転職活動を続けても問題ないかと思います。
ただし、うつになってしまったり、会社に行けなくなってしまったりと、こころに問題が出てきた場合は話が別ですよ。
③理想の優先順位を決めておく
現職に対する不満が一つだけというのも珍しいかと思います。多くの場合は複数の理由が重なって転職活動に結びつくものですよね。
- 年収(給料)
- 休日
- 残業
- 福利厚生
- 人間関係
- 会社の規模
- 職種
- 業種
- やりがい
などなど、大小合わせれば現職の嫌な所なんていくらでも挙げられるものですが、いざ転職活動を始めるとなった場合には必ず優先順位をつけておくようにしましょう。まぁ、あなたが何を一番に求めて転職活動するのかということですよね。
全てが自分の理想通りな企業に巡り会うというのはかなり難しいかと思います。そのために「これさえクリアしている会社であれば就職する」というものを決めておきましょう。
「総務の仕事ができれば給料も業界も関係ない!」とか「給料さえ良ければ業界も職種も何でもいい!」みたいな感じですね。
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さいごに
3つ挙げましたが、私が思う中で一番大切なのは①です。
自分がその負担を経験してでも転職したいのかどうかを決める良いきっかけになります。そんな面倒くさいことをしてでも転職したいのか…自分の考えを改めて決めて下さい。
以前に比べて情報も手軽に手に入るようになり、売り手市場であることも相まって転職の市場は結構盛り上がっているように思います。
軽い気持ちで転職し、また気に入らなければ転職し…を繰り返すのではなく、何を仕事に求めているのか、をキチンと理解した上で活動するようにしましょう。
そうすると自分の言葉にも説得力が増しますから、もしかすると面接なども通過しやすくなるかもしれません。