体育の日は日本における祝日のひとつですね。
私たちにとって、休みの日の存在が重要であり、祝日の名前がどうかをあまり意識しませんよね。
しかしながら、祝日の由来や成り立ちを覚えておくと、より祝日のありがたさが分かると思います。
体育の日ということですから、体を動かして汗を流し、充実感を得る一日としたいものですね。
今回は2019年の体育の日についてご紹介します。
目次
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2019年の体育の日はいつ?
2019年の体育の日は一体いつなのでしょうか。
それは10月14日の月曜日となります。
月曜日が祝日ということで、土曜、月曜、祝日という日程となっていますね。
もし土日が休みという方であれば、久しぶりの3連休を楽しむと良いでしょう。
秋ですから、紅葉を楽しみつつ風の心地よい涼しさと共に散歩をするのもいいでしょう。
ところで体育の日というのは、厳密に日付が制定されているわけでありません。
実は振れ幅があります。
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体育の日は年によって変わる
体育の日は年によって変わります。
なぜかというと、理由は1999年にさかのぼります。
1999年までは、ある日が体育の日として定められていました。
それは10月10日です。
この10月10日が絶対であり、月曜だろうが日曜だろうが関係ありませんでした。
そして2000年に入り、”働き方改革”ということでハッピーマンデー制度が導入されました。
これは祝日を月曜日に移動して3連休を作るという制度です。
2000年から導入されました。
このことによって、体育の日も日付が変動するようになったのです。
2000年より、体育の日は10月の第2月曜日となりました。
10月に入って2回目の月曜日が体育の日、というわけですね。
このことから考えると、2019年の体育の日は10月の14日になります。
体育の日の制定された由来、きっかけ
体育の日は、とあるイベントによって制定されることになりました。
どういうことかというと、1964年のオリンピック開催が元となっています。
日本で初めてオリンピックが開催されたのが東京オリンピックであり、その開催日が10月10日でした。
そこから10月10日を体育の日にしよう、となったわけですね。
体育の日は10月10日の祝日、ということで1999年まで続いてきました。
2019年は10月の14日ですから、およそ3日ほど違うことになります。
体育の日のきっかけとなった東京オリンピックの制定秘話
なお体育の日の元となった東京オリンピックですが、実は開催日にちょっとしたエピソードがあるのですよ。
オリンピック開催というのは数年前から決めることであり、当日になって予定変更というわけにはいきません。
もしオリンピックの日が台風であったり大雨であったりすると、せっかくのオリンピックが台無しになってしまいますよね。
そこで、穏やかな気温で、なおかつ青空の広がるような日にするにはどうしたらいいか、ということを当時の人達は考えました。
1964年で過去の気象データからどの日が最も秋晴れになりやすいかと予測しました。
その結果10月15日というデータが出ました。
しかし、この日は平日であり、多くの方は翌日もお仕事、という日でもあります。
そこで二番目に晴れの確率の高い日を選びました。
それが10月10日土曜日だったわけですね。
スポーツの秋も体育の日が由来、という説もあり
10月といえば秋ですが、秋に関する言葉が様々ありますね。
その中でスポーツの秋なる言葉があります。
秋こそスポーツを楽しもう、というような意味の込められた言葉です。
この言葉、実は体育の日にちなんでいる、とも言われています。
確固たる記録があるわけではありませんが、東京オリンピックでのスポーツが日本中に大きな影響を及ぼしました。
それにちなんでスポーツの秋となった、というのは間違いであるとも言い切れませんね。
体育の日は2019年で無くなる!
ところで、2019年をもって体育の日が無くなるのはご存知でしょうか。
2020年より、10月のカレンダーから体育の日がなくなります。
代わりに、7月に新たな祝日が制定されます。
というのも、2020年に東京オリンピックがあるのですが、その開催日が祝日となるのです。
そして、祝日の名称も体育の日から”スポーツの日”となるのですよ。
50年以上も続いた体育の日の最後を楽しみましょうね。