赤ちゃんの誕生は本当に幸せなことで、
周りの人も幸せな気持ちにさせてくれるものです。
そして赤ちゃんが誕生すると、周りの人から出産のお祝いを頂きます。
祝う気持ちを表現するもので、もちろん頂けばお返しが必要なものです。
お祝いを頂いた際のお返しを「内祝い」とも言います。
自分が頂いた際にも、お返しをしたことをよく覚えているのですが、
その意義や礼儀などをあまり意識することもなく、
淡々とその作業をこなしたように思います。
そんな出産祝いですが、お返しをする際に注意するマナーなどがあるのでしょうか?
お祝いを頂いた人に失礼があっては、せっかくの赤ちゃん誕生のお祝いムードまで
台無しにしてしまい、大変なことになります。
そんな失礼のないよう、出産祝いのお返しにまつわることを詳しく調べてみました。
目次
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出産祝いのお返しの時期はいつまでが礼儀?
出産祝いを頂いた時のお返しは、
「そのうち育児が落ち着いてからでいいわ・・・」
ではいけないのです。
お返しの時期は、生後1か月~2か月の間にするのがベストです。
1つの目安として生後1か月の時期に行う
「お宮参り」という儀式があります。
この儀式を終える頃に、お返しをするといいでしょう。
とはいえ、出産という大仕事を終えたお母さんにとって、
この時期はとても大変な時期でもあります。
どうしても遅れてしまいがちですが、遅くとも生後2か月までには
お返しをするのが礼儀とされています。
それ以上遅れてしまった場合でも、お返しをする必要はありますが、
その際はお詫びの言葉などを添えることを忘れないようにしましょう。
実は自分も、このお返しの作業は時期的にとてもバタバタでした。
そして後悔したものです。
出産前にもう少し準備しておけばよかった・・・と。
お祝いを頂きそうな人は想像できるはずです。
そんな人たちだけのリストだけでもあるのとないのとでは、
産後の体に大きな違いをもたらすのです。
住所や電話番号まで入ったリストを作成しておけば、万全です。
また、誰に何を送ればいいのかある程度検討していると
とても作業が楽になります。
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出産祝いのお返し 金額相場は?
そして同じように悩むのが、お返しの相場ですよね。
ある程度の相場として、頂いたお祝いの金額の半分の額を
目安にお返しするのがマナーとされています。
また頂いた金額が、1万円以上の時は
おおよそ三分の一くらいをお返しの額とする傾向にあるようです。
どちらも、あくまでも目安なのできっちり守る必要はありません。
だからと言って、あれこれ考えるのが面倒だから、
とにかく高額のものであれば間違いないだろうという考えでもいけないのです。
高額であればあるほど喜ばれるとは限らないのです。
桁違いの金額のものを送ってしまうと、相手にとって失礼にもなりかねません。
また逆に安価すぎるものでも失礼に当たります。
お返しにかける金額の相場をきちんと知っておくことも
出産祝いにまつわる大事なマナーの1つなのです。
出産祝いのお返し 一般的にどのような品物を返す?
自分も、誰に何をお返しすればいいのかすごく悩んだものです。
頂く金額やその人との関係性を考えると、
さすがにみんな同じものをお返しするというわけにはいきません。
最近はどんな物がお返しの品として選ばれているのか
ネットで検索してみました。
スイーツやグルメ
正直驚きました。
スイーツやグルメなどの食品がランクインするとは想像してなかったからです。
いわゆる「消え物」と呼ばれるものは、
形に残らないため内祝いには利用しないものと勝手に思い込んでいました。
ですが、実際はどんなサイトのランキングを見ても
必ず上位にランクインしています。
スイーツはスイーツでも、かすてらからバームクーヘンまで和洋こだわらず、
実に豊富な数のスイーツが選ばれているようです。
カタログギフト
カタログギフトは、贈り物が掲載されたカタログの中から、
贈られた人が自由に好きなものを選べるというものです。
カタログギフトは、贈る側も品物をあれこれ悩まずにすみます。
そして受け取った側も好きなものを選べることからも、
お互いに気を遣わなくてもよいバランスのとれたお返しと言えるでしょう。
タオルなどの日用品
これはどんな内祝いでも出番の多い定番品でしょう。
タオルはどんな家庭でも使用するものですし、
消耗品ともいえることから何枚あっても困らないものでもあります。
そう考えると、タオルに限らずどんな家庭でも
当たり前のように使う日用品は、無難な贈り物と言えるでしょう。
ですが、だからこそ「安価なもの」という印象も与えかねないので、
品質重視で選ぶことをお勧めします。
タオルはタオルでも、タオルの生産で有名な
今治産のタオルはとても人気があるようです。
そして、出産の内祝いの品物について調べているうちに1番驚いたことがあります。
それは、どんな品物にもだいたいは生まれた赤ちゃんの名入れをすると
いうことです。
以前は、熨斗に赤ちゃんの名前を入れることが通例でした。
ですが、最近は熨斗だけでなく、贈る品物にも
直接名入れをするのが流行りのようです。
特にスイーツなどの贈り物に名入れが目立ちました。
これから先使うものに名入れをすると、少し使いづらくなったりします。
そんなことを考慮してか、消えてもいいようにと
スイーツにする名入れが考案されたのかもしれませんね。
まとめ
出産祝いのお返しをすることは、母親になったばかりの人にとって
大きな仕事の1つでもあるでしょう。
わが子の誕生を祝ってくれる人がこんなにいるのだと思うと、
出産の苦しみもすぐに忘れるというものです。
お祝いのお返しをするということは、そんな人たちに感謝の意を伝える
大事な贈り物であり、これからも親子ともどもよろしくお願いします
という挨拶でもあるのです。
大変だとばかり思わずに、夫や家族などに手伝ってもらいながら
できるだけ遅れることのないよう、すみやかにお返しをしましょう。