前作『フォースの覚醒』からちょうど2年後に公開されました。
監督は43歳のライアン・ジョンソン。時代背景は前作の直後という設定になっています。
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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 のネタバレ感想(評価)
スターキラー基地をレジスタンスに破壊されたファーストオーダーの反撃が始まり、
レジスタンスの拠点が攻撃目標にされてしまいます。
前作にも出てきたレジスタンスのパイロット・ポー(オスカー・アイザック)は、
業を煮やして敵の戦艦にたった1機で突入、敵のキャノンをすべて破壊しました。
調子に乗ったポーは、レイア将軍(キャリー・フィッシャー)の命令に背いて、
レジスタンスの爆撃機の一斉出撃を指示し、敵の戦艦ドレッドノートを何とか破壊しましたが、
多くの味方を失ったことでレイアに降格させられてしまいます。
その頃レイ(デイジー・リドリー)は惑星オクトーの孤島の岩山の上で
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に出会い、
ライトセーバーを手渡しますが、ルークはライトセーバーをあっさりと捨ててしまい、
「ジェダイは滅びる」といってレイを弟子にすることを拒みます。
ミレニアム・ファルコンの中でR2-D2を見つけたルークは、
R2-D2が投影したはるか昔のレイアの映像を見てレイを修行することにしました。
ルークはレイに「この世のバランスを保つのがフォースだ」などとジェダイの教えを授けます。
レイは島の地下にある暗黒面の声を聴くようになり、ついにフォースが目覚めます。
ルークはレイを自分がダークサイドに追いやった
カイロ・レン(アダム・ドライバー)と同様の原石だと気が付きます。
レイがファルコンに乗って去った後、ルークの元にヨーダが現れます。
ヨーダはルークに「失敗こそ最高の師」だと奥義を伝えます。
一方、レジスタンスはファーストオーダーから逃げ出しますが、
そこでもやはりファーストオーダーの追撃に遭い、
レイアは砲撃を受けて宇宙空間に放り出されてしまいます。
何とか自力で艦に戻りましたが、意識不明の重体になってしまいます。
レイアに代わりレジスタンスの指揮はホルド中将(ローラ・ダーン)が取ることになります。
敵艦の追跡装置を破壊するため、フィン(ジョン・ボイエガ)は整備士ローズ
(ケリー・マリー・トラン)と共にコードブレイカー(暗号解読人)を探しに飛び立ちます。
とある惑星に到着しますが、つかまって留置場に入れられてしまいます。
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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 のネタバレ感想(評価) その2
偶然そこに居合わせたどんな鍵でも開けられるというDJ(ベニチオ・デル・トロ)という
男と共に何とか惑星を脱出したフィンとローズはファーストオーダーの艦に乗り込みますが、
DJが敵に寝返り、作戦は失敗に終わります。
レイア達レジスタンスは燃料を輸送船に移して脱出することを計画していましたが、
ファーストオーダーに感知され、輸送船は次々と撃墜されてしまいます。
旗艦に残っていたホルドは自分を犠牲にしてスノークの母船に突っ込み、壊滅的打撃を与えます。
ホルドの攻撃によりフィンとローズは敵の母船から命からがら逃げだしました。
カイロ・レンとレイがスノークの前でまさに対決しようとしたとき、
カイロ・レンがフォースを使ってレイのライトセーバーで
スノークを切り裂き、スノークはあっけなく絶命しました。
惑星クレイトの基地ではレジスタンスがファーストオーダーの攻撃に遭い防戦一方でしたが、
突然現れたルークに砲撃が通じず、カイロ・レンとの一騎打ちになります。
カイロ・レンのライトセーバーはルークの腹を突き刺したように見えたのですが、
そのまま通り抜けてしまいます。
実は遠くの惑星から自分の分身を操っていたのです。
そして目の前から忽然と消えてしまいます。
レジスタンスの面々はミレニアムファルコンに乗ってやってきた
レイとチューバッカの助けにより、惑星クレイトから脱出しました。
そのころ惑星オクトーでは夕日の中ルークの命が尽きました。
前作では最後の一瞬にしか顔を見せなかったルークが、
本作では準主役として登場してきて活躍します。
かつての弟子カイロ・レンとのライトセーバーによる格闘シーンもあり、
ルークファンとしては見逃せないところです。
ルークがミレニアムファルコンの中でR2-D2に見せられたホログラムの映像には、
第4作の若きレイアの姿が映っていました。
今は婆さんに見えますが、昔は可愛かったんです。
久しぶりに対面したルークとレイアの兄妹。
会った途端「髪型を変えたね」なんていう日常会話をかわすところが笑わせます。
そのレイアですが、宇宙空間に投げ出され凍り付いた身体でもフォースを使いながら
母船へとたどり着きます。生きていたのが不思議なくらいの奇跡です。
前作ではチョイ役でのんびりした感じだったポーですが、
今作では熱血漢としてのキャラクタが存分に描かれています。
感想
スターウォーズシリーズでは、当初から多種多様な人格(非人間的な人種も含めて)が
まるで人間のように出てきてしゃべったり、それなりの地位に着いたりしていました。
しかし、前作、本作となるにつれ、主役級の人間やレジスタンス側の
人間が白人中心から多様な人種に変わってきたように感じます。
これは世の中全体の動きと無関係ではないと思います。
主役のレイからして女性だし、レイの相方?フィンは黒人男性、
本作でフィンと行動を共にするローズはアジア系の女性です。
それに比べてダークサイドの人種は白人だけで構成されているように思えます。
フィンが前作でいたたまれなくなってファーストオーダーの配下から
逃げだしてきたのもその傾向の表れと考えていいでしょうか。
明らかに世界全体がダイバーシティ(多様性)の方向に
向かっていることを伝えようとしているようです。