カモミール Matricaria recuitita
別名:カモマイル、カミツレ、ジャーマンカモマイル、カモミーユ
キク科シカギク属 一年草
原産地:ヨーロッパ、西アジア
草丈:15~60cm
利用方法:お茶、入浴剤、ポプリ
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カモミールの特徴
ヨーロッパから西アジアにかけて広く分布している。カモミールの繁殖力はとくに有名で、足で踏みつけられるほど強く育つと言われています。カモミールという名前はラテン語で「子宮」の意味であり、長く婦人薬として使われていたことにちなんでいます。カモミールはハーブとしての歴史が古く、古代エジプト人はカモミールの薬効を尊び、悪寒に効くと考えられていました。
茎は直立して分岐し、先端に小さな花をつけます。花はりんごのような甘い香りがあり、日本では19世紀初めから栽培され始めました。オランダ医学の薬の一つとして江戸時代にやってきています。
ジャーマンカモミールとローマンカモミールが良く知られており、形態・成分ともに似ているものの、ローマンカモミールはマトリカリア属ではなく、カマエメルム属である。よくイタリア原産と言われるが、発見されたのがローマであって、原産地ではない。
ローマンカモミールの他に、ダブルフラワーカモミール、花をつけないノンフラワーカモミールなどがあります。
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カモミールの利用方法
リンゴのような甘い香りがあるため、乾燥させてハーブティとして飲用される。アロマテラピーではローマンカモミールからとれるエッセンシャルオイルがリラックス効果によく、使われることが多い。ローマンカモミールにはエステル含有率が高く、、ストレス解消や不眠等にも向いている。それ以外にもスキンヘアやヘアケアにも良いとされる。
●ローマンカモミール
ローマンカモミールは入浴の時に入れるとリラックスして体の痛みをほぐすと言われています。入浴剤として使うとよいですね。17世紀からローマンカモミールを入浴剤として使って、ストレスによる疲労や筋肉痛、不眠症に効果的だと言われています。
●ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミールはリンパ系に作用すると言われていて、感染症や偏頭痛に効果的と言われています。またジャーマンカモミールにはセスキテルペン類が含まれており、かゆみや湿疹、日焼け、やけどに効果があります。
またジャーマンカモミールは、ハーブティとして活用されます。花頭だけを利用します。リラックス効果や鎮痛作用、消化促進作用に優れ、古くから民間薬として使われてきた歴史があります。
フレッシュな花、乾燥花のどちらもハーブティとして利用でき、カップ一杯分のお湯に対して、花を3-4個が適当です。
カモミールの効能
ローマンカモミール:疲労や筋肉痛、不眠症
ジャーマンカモミール:かゆみや湿疹、日焼け、やけど、感染症、偏頭痛、鎮痛作用、消化促進作用
カモミールの栽培
①日当たりのよい場所を好みます
②根付くまでに水分を十分に与えることが重要です。
③雑草に負けてしまうので、特に夏は手入れが必要
④花を摘み取るときは、乾燥した天気の良い日に行うこと。雨の日は湿気があり、エッセンシャルオイルが減少しているからです。