ネットやFXの雑誌などで、
「コツコツ稼ぐ」ことについての記事をたまに見かけます。
私の勝手なイメージですが
この「コツコツ稼ぐ」でイメージするのが「安定的に稼ぐ」ですかね、
「毎月○○万円を安定的に稼ぐ」みたいな感じですかね、
やっぱり安定はいいですよね、安定的に稼げるようになりたいです。
私は自動売買をしているのですが、
これまで「コツコツ稼ぐ」ためにいろいろ試してきました。
その過程で気づいたことを書いていこうと思います。
目次
スポンサード リンク
■自分の都合で稼げると思っていた。
自動売買を始めたばかりの時
小遣い程度でいいからコツコツ稼ぐようにしようと決めて
FXトレードをしていましたが
なぜか思い通りにコツコツ稼ぐことができませんでした。
数回の勝ちトレードの後、ドカンと
大きな損失で、それまでコツコツ稼いできた利益が全部吹き飛ぶ、こんな感じです。
よくある失敗の「コツコツドカン」ですね、
いくらコツコツ稼ぐことができてもドカンと
利益が全部吹き飛んだら意味が無いですよね、
自分の都合で稼げると思っていたのに全然稼ぐことができません、
どうしたらいいかなと、かなり悩みました。
そうこうしているうちに、あることに気付きました。
それは次になります。
スポンサード リンク
■高勝率にこだわるあまり損切りしない手法になっていた。
メタトレーダー4(MT4)でバックテストすると分かるのですが、
損切りが有るのと無いのでは、勝率が異なります。
損切りを設定しなければ勝率が損切り有りより高くなります。
FX初心者のころは、とにかく勝率は高いほうがいいに決まっていると
思い込んでいたので、損切りを設定せず
自分の都合のいいように自動売買ルールを最適化していました。
バックテストではコツコツ稼ぐことができたのですが、
自動売買ルールをバックテストで自分の都合のいいように最適化しているので、
実際はバックテストと同じように稼げません、
バックテストと同じように実際に稼ぐ自動売買ルールを
作るにはどうしたいいのだろうと、
この問題を解決するために
自動売買ルールの設計から最適化のやり方を徹底的に検証しましたが、
なかなかうまくいきません。
■最適化の落とし穴に完全にはまってしまいました。
メタトレーダー4(MT4)でヒストリカルデータ(バックデータ)を基に
自動売買ルールを最適化するのですが、
最適化のやり方次第で簡単に完璧に近い自動売買ルールを作ることができます。
勝率100%も可能です。
完璧な自動売買ルールの作り方ですが
すごく簡単で、複雑にすればするほど完璧に最適化することができます。
このように自分の都合で作った自動売買ルールを
簡単にいくらでも作ることができるのですが
その自動売買ルールが実際に稼ぐ確率はかなり低くなります。
なぜかと言いますと、
複雑になればなるほどヒストリカルデータに過剰フィットするので、
そのヒストリカルデータでしか稼げない自動売買ルールになってしまいます。
実際、複雑な自動売買ルールは全て損失になりました。
■バックテストと最適化そして実践で失敗の繰り返し
自動売買ルールのバックテストと最適化をした後、
実践するのですが、そのたびに失敗をしていました。
その1つに「損切りを設定しない」があります。
損切りを設定しないでバックテストで大損すれば
その問題が発覚して損切りが必要と対処できるのですが、
最適化の怖いところで、
「損切り無しでも大損しないようにしてしまう」ことがあります。
その当時は自動売買の実践経験がほとんど無かったので
バックテストをうのみして損切りはいらないと判断してしまいました。
そして実践でバックテストでの最大損失を
大きく上回る大損をすることになります。
■コツコツ稼ぐはずがコツコツ損切りすることになりました。
FXの実践でバックテストの最大損失を大きく上回る大損を何度か経験して
学んだことがあります。
それは「いくらバックテストしても予測できないことがある。」です。
ですから損切りは必ず設定するようになりました。
また損切りを設定すると勝率が下がるので
結果「コツコツ稼ぐ」が「コツコツ損切り」になります。
■「コツコツ損切り」で生き残れるようになった。
損切りを設定していない時は
コツコツ稼ぐけどたまにドカンと大損でトータル損失だったのが
損切りを設定することで、
コツコツ損切りするけどたまにドカンと
大利でトータル利益になり生き残れるようになりました。