投資初心者向けのセミナーや、マネー雑誌などで、必ず紹介されている、投資方法の一つの考え方に『分散投資』があります。
しかし、これを教える人や、マネー雑誌の種類によって、分散投資の考え方は、多岐にわたる為、投資初心者の方は、
『どの様な商品に、どの様な配分で、どの程度の期間必要なのか?』
正直、分からない方が多いはずです。
それもそのはず、投資の”プロ”達でさえ、何に分散投資するのが、最も効率よく資産運用できるのか、『毎日・毎月・毎年』見直しているのです。
この商品に投資していれば、「損せずに、必ず儲かる!」という商品や手法は、正直ありません。
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分散投資っていいの?分散投資の考え方について
また、分散投資の考えをパッケージ化させた商品として、銀行の窓口や、保険会社が、強くお勧めしている『変額保険(=投資信託)』は、特に注意が必要です。
「長期(10年~20年)運用を行う事で、リスクは最小限に抑えられ、将来のリターン(利益)も、大きく得られる」
と、投資初心者や資産運用を始めようと考えている方に、商品説明している販売員(*1)の方が多いのですが、これは全くの「間違い」です。
長い期間で運用する事で、リスクを小さく見せる(*2)だけで、長期で運用しても、必ずリスクはあります。
よって、この様な変額保険の様な投資信託商品だけでの資産運用は、とても危険であると考えて頂きたいのです。
長期の運用による分散投資は、自分自身で商品選択するのが、もっとも望ましいからです。
*1:私の経験上、保険会社の方は、保険商品の知識は高くても、投資商品の知識は乏しいため、中長期的な投資の特性を、あまり理解しないまま販売している方を多く見受けます
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どう分散投資を行えばいいのか
では、一体、どの様な商品に分散投資を行うのが良いのか、一つの見解を示します。
まず、分散投資先の商品選択は、以下の3点を選択ポイントと考えてみて下さい。
①興味がある商品
②今後10年~20年の間で、価値がゼロにならない(なくならない)と考えられる商品
③今後価値が上がる、もしくは、価値が半減しないと考えられる商品
これらの選択ポイントを参考に、以下の【分散投資先参考商品】の中から3商品を選択し、分散投資の考え方を身に付けるために、少額(月1~2万円程度)から、始めてみて下さい。
運用期間は、まずは3年間とし、商品選択変更や、金額配分変更は、3年後の資産状況を見て見直しを行う、中期的な資産運用を手始めに実践して下さい。
分散投資先に悩んでいる方、投資をやるべきか悩んでいる方は、是非、参考にしてください。
分散投資の具体的な投資先
【分散投資先参考商品】
- 外貨(米ドル、豪ドル、NZドルなど)
- 金・プラチナ(現物商品)
- 株(トヨタ、武田薬品工業などの優良企業株)
- ETF(上場投資信託:WTI原油、日経225連動型など)
- REIT(不動産投資信託:J-REITなど)
- 外国債・日本国債
- 確定拠出年金(変動金利預金、投資信託などの選択が可能)
- 年金保険・変額保険
- ネット銀行の定額積立預金(一般的な銀行より高利息)
この他にも商品は多種存在しますので、追加して頂いて構いません。