最近、スマホばかり見ていませんか?
乗り物に乗ったら、スマホ。友達との会話が止まったら、スマホ。
ついつい何時間もスマホアプリで遊んでいませんか?
正直、SNS疲れ起こしていませんか?
もしかしたら、あなたはもうスマホ依存かもしれません。
この記事ではスマホ依存から脱却するために、デジタルデトックスの効果と方法をお伝えしています。スマホに潜む危険に気づいた上で、今すぐスマホとの付き合い方を見直したいと考えたあなたにぜひおすすめしたいことがあります!
ずばり、それは『デジタルデトックス』です!
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デジタルデトックスとは
デジタルデトックスとは
IT依存症を防ぐため、デジタル機器から一定期間離れる取り組み。シマンテック社による2012年3月の調査で、日本人は平均して週に49時間インターネットを利用しており、5人に1人(19%)が「インターネットがなかったら3時間以内に禁断症状を覚えるだろう」と回答したことからITへの過度の依存が問題となっている。「デジタルをデトックス(解毒)する」との意味から、米国でこの名称がつくられた。
( 出典:コトバンク )https://kotobank.jp/word/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-190
つまり、デジタルデトックスとは、「デジタルからデトックス(解毒)する」という意味で、一定時間、デジタル環境から離れて過ごすことを指しています。
シマンテック社のデータによると、日本人は週に49時間、つまり、1日7時間をインターネットに使用しているそうです。
おそらく、仕事や調べものなどで、毎日の使用は避けられませんが、毎日7時間も使用していると、やはりパソコンやスマホがないと落ち着かなくなってしまいます。
実際に、朝の通勤電車に乗ると、混みあった車内でほとんどの人がスマホを一生懸命触っている異様な光景にたびたび驚かされます。
また、友人の中にも、「スマホを常に見ておかないと、SNSの返信が遅れてしまう」といった他者とのつながりを確認する上での強迫観念や、「毎日、ゲームアプリにログインしないとログインボーナスが受け取れない」などの心理的束縛のようなものを感じながら、使用しているケースもありました。
上記のようなネット依存が日本だけではなく世界的に深刻化している背景があり、アメリカで「デジタルデトックス」という用語が生み出されたのです。
とくに、アメリカなどの海外を中心に、デジタルデトックスブームが起こり、グランピングキャンプやパーティー、旅行ツアーなどと組み合わされて、デジタルデトックスイベントが開催されています。
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デジタルデトックスって本当に効果があるの?
はい、あります。
こちらでは、スマホ依存経験者がデジタルデトックス体で得た4つの効果について紹介したいと思います。
経験者のコメント
僕のデジタルデトックス体験は、まったくの偶然でした。
初めて、海外一人旅をやってみたときに、2か月間の旅程で、わずか2日目にしてスマホをなくしてしまいました。
その原因というのも、タイのバンコクで2日目に仲良くなったドイツ人の大男たちとパブで飲み比べして、べろんべろんになり、勢い余て「スマホなんて、いらねえ~~~~~~!!!!!」とか言ってどっかにぶん投げた記憶がうっすら残っています(笑)
ほんとにアホなことしました…
次の日、血眼になってカオサン通りを探し回る自分がほんとにみじめでした。
(おかげで、この時に現地民の人たちと仲良くなって情報交換できたのですが)しかし、図らずして、この時に完全にネット世界から切り離されたのです。
もちろん、はじめは、「やったー!!ネット世界から解放されたーーー!」なんてことにはなりませんでしたよ(汗)
ずっとスマホを使って、行先調べたり、宿の予約をとったり、日本の友達と連絡したりしてたんですから。
でも、人間、ちゃんと環境に順応するものなんですね。
携帯がなければ無いなりに、地元民に聞き、町の観光案内所に行って情報を集め、直接、その日泊まる宿に行って交渉していました。
では、この体験で彼が気づいたことは…
ずばり「目の前のイベントに集中できる」、「生きた情報への感度が上がる」、「思考の整理ができる」、「睡眠時間が増える」ということです。
デジタルデトックスの効果① 目の前の出来事に集中できる
これは、目の前のイベント、たとえば、食事、会話、映画鑑賞、スポーツなどすべての出来事において、「スマホの通知」や「スマホさわりたい欲求」に意識を持っていかれる事がないということを指しています。
おそらく、この記事を読んでくださっている読者の皆様の中にも、ほかの何かに集中しているときにスマホに意識を持っていかれた経験があるかと思います。
たとえば、休日に家でゆっくり映画を観ているときに、Lineの通知が何度も鳴ったり、恋人の返信が気になって映画の内容に集中できなかったりと。そのたびについついスマホを見てしまい、結局、映画を楽しむことができなかったりしたことありませんか?
これはあなただけの問題ではありません。もしかしたら、あなたの人間関係に支障をきたしてしまっている場合があるかもしれません。
一度、Facebookの投稿やツイッターへのつぶやき、ゲームアプリよりも目の前にいるあなたの大切な人とのコミュニケーションを楽しんでみてください!
僕の旅では、スマホがなくなったことにより、スマホに意識を持っていかれることなく、ゲストハウス(簡易宿泊所)の旅人や町で出会う地元民たちとの会話を思う存分楽しむことができました!
デジタルデトックスの効果② 生きた情報への感度が上がる
次に、「生きた情報への感度が上がる」については、実際にネットでは知り得ないような地元民しか知らない情報をたくさん得ることができたということです。
「ここに行くと危険だ」とか、「あそこの宿はここらで一番安い」、「観光客があまりいない秘境があるぞ」などです。
確かに、スマホやパソコンがあっても、地元民や旅人同士で情報交換することはできますが、やはりスマホやパソコンがあると、その情報に頼ってしまう方が多いのではないでしょうか?
さらに、ネット予約ではなく、直に宿へ行って値段交渉を行うために、割安でかつスリリングな旅を楽しむことができたのです。
もちろんこれは、旅中ではなく、日常生活にも当てはまります。
たとえば、すぐにネットの情報に頼ってしまい、ネットの情報だけを鵜呑みにしていませんか?
確かにネットの情報は手軽にすぐに手に入れることができます。
が、しかし、一度、同じ職場の先輩や行きつけのBarなどでおすすめのレストランや観光地を聞いてみてください。
意外と面白い情報が手に入り、思わぬ収穫があるかもしれませんよ!
デジタルデトックス効果③ 思考の整理ができる
みなさんは一日のどこかに自分を見つめなおす時間を持てていますか?
想像してみてください。
朝は、満員電車に揺られ、職場に着くなりメールのチェック。
一日中、資料作成でPCとにらめっこなんてことも。
家に帰れば、テレビを見ながら夕食を済ませ、スマホを軽くイジって就寝。
このような生活を送っているというなら、なかなか自分と向き合う時間なんて持てませんよね。
でも、スマホから自分を切り離し、自分と向き合う時間を作ってみてください。
きっと明日からの生き方に変化が生まれます。
自分の生きがいや成し得たい夢についてじっくり考えて、目標立てて行動すれば、マンネリ化した日々の生活に意味が生まれます。
すると、たとえ、いつもと同じ行動をしていても感じ方が全く変わり、毎日にハリが出てくるのではないでしょうか。
自分と向き合うことを忘れると、どうしても毎日の生活に意味を持てなくなり、精神的に不安になることがあります。
空いた時間は現実から逃避するようにネット世界に入り込み、毎日の生活に意味を見いだせなくなる時期もありました。
そして、そのまま流されるように生きてしまい…..
そのようにならないためにも、ぜひデジタルデトックスと同時に自分と向き合ってみてくださいね!
デジタルデトックスの効果④ 睡眠時間が増える
スマホを触る時間を削れば、睡眠時間を増やすことができます。
スマホを触っていて、ついつい深夜2時3時まで夜更かししてしまう事ありませんか?
動画を見たり、SNSの投稿を見ていたりすると、時間の経つスピードがとても早く感じますよね。
しかし、ついつい夜遅くまでスマホをいじって、睡眠時間が短くなってしまうと疲れがしっかりとれません。
さらに、パソコンやスマホから発せられるブルーライトを就寝直前まで浴びていると睡眠の質自体が低下してしまう可能性があります。
睡眠不足は次の日の自分のパフォーマンス低下だけでなく、肌トラブルや頭痛、めまいなど様々な健康被害につながります。
そんなつらい毎日を送りたくないのであれば、今すぐにでもデジタルデトックスを始めてみましょう。
(補足)セレブもやってる話題のデジタルデトックス
近年、欧米で注目を浴びている「デジタルデトックス」。
その方法には禅やヨガ、キャンプなどが用いられ、海外セレブたちの間でも広がりを見せているようです。
その波は日本にも押し寄せており、その証拠デジタルデトックスを体験できるプランが用意されています。
さらに、日本の芸能界でも広がりを見せ、安室奈美恵さんや庄司智春さん(品川庄司)など著名人たちも実践しているそうです。
日本人の多くが週末にスマホを持たずに出かけるようになる日もそう遠くないのかもしれませんね。
デジタルデトックスの具体的なやり方6選
ここでは、デジタルデトックスの具体的な方法を6つ紹介したいと思います。
方法① まずは現状を把握する
方法② 機能がシンプルな携帯を選ぶ!
方法③ 家のwifiを解約する
方法④ 一定時間を決めて、趣味に没頭する
方法⑤ 身の回りの人にスマホを預かってもらう
方法⑥ スマホを叩き割る
方法⑦ 専門家に相談してみる
デジタルデトックスの方法① まずは現状を把握する
依存症から回復することにおいて、一番大切なことは、自分自身が依存症であるということを自覚することです。
そもそも依存症とは、何かをやめようと思っていてもやめることができない症状です。
しかも、そのほとんどの人が自分が依存症であるという自覚がありません。
そのため、やめようと思えばいつでも止められると思い、ずるずると続けてしまうのです。
だからこそ、まずは、自分が依存症であるということをしっかりと認識する必要があるのです。
こればかりは明日いきなり治ったということはありません。
まずは依存症を自覚し、デジタルデトックスを通して、一歩一歩症状を和らげていきましょう。
おそらくこの記事を読んでくださっている皆さんは何かしら危機感を感じて、このページに行き着いてくださったのだとは思いますので、この点においては問題ないのかもしれませんね。
デジタルデトックスの方法② 機能がシンプルな携帯を選ぶ!
ここまで、散々デジタルデトックスを勧めてきたわけですが、やはり現代社会に生きる上で、さすがに通信手段がないと不便ですよね。
そこで、必要最低限の機能だけを備えたかんたんケータイを使ってみてはいかがでしょうか。
簡単ケータイKYF32
auが2016年7月30日に発売したかんたんケータイ(KYF32)は、とにかくシンプルで使いやすく、余計な機能があまり付いていません。
付帯機能としては以下の通りです。
・通話機能
・カメラ(800万画素)
・緊急速報メール
・赤外線通信
・防水、防塵
・4GLTE
デジタルデトックスの方法③ 家のwifiを解約する
やはり、職場以外で一番滞在時間が長くなってしまうのは、自宅ですよね。
そこで、自宅のwifiを思い切って解約してしまうのも手でしょう。
wifiがなければ、通信速度を気にして、youtubeの閲覧やデータが重いゲームアプリのダウンロードも抑えられます。
さらに、通信料まで節約できて一石二鳥なのです。
デジタルデトックスの方法④ 一定時間を決めて、趣味に没頭する
結局、何か他にすることがあれば、スマホを触る時間は減りますよね。
なので、ぜひ趣味を見つけて没頭してみてください。
その時間はスマホを気にせず目いっぱい趣味にふけって下さい。
これがポイントです。
でも、「そんなこと言われても趣味なんてねーよ!」という方もいらっしゃいますよね。
趣味といってもそんなに大それたことではなく、映画をを見たり、少しジムに行って汗を流してみたり、料理本片手に料理をしてみたりと簡単なことでもいいのです。
映画を見た後、汗を流した後、料理ができた後の満足感・達成感を考えてみれば、スマホをいじるよりもよっぽど健康的ではありませんか?
それでも、何を趣味にすればいいのか思いつかない、試してみたけど全然デトックスされた感じがないという方におすすめなのが、スマホを持たずに遠くへ出かけてみる事です!
なぜなら、スマホやパソコンを持たない状態で遠くに出かけることで、一定期間、自分をネットから切り離すことができるからです。
特にオススメの行き先は、ネットがつながりにくい田舎や途上国です。これなら時間さえあれば、趣味が無くても、手っ取り早く始められますよね。
これは僕が東南アジアを旅した時に経験したデジタルデトックス状態を意図的に作り出すものです。
ウィキペディアによると、ロンリープラネットは118の国と地域の魅力を伝える旅行ガイドブックで、なんと英語による旅行ガイドブックのシェアは25%を超える世界的に超有名なベストセラーブックなんだそうです。
その本の特徴として、風景写真などはほとんどなく、ほぼ文字情報のみで観光地の魅力を伝えています。
これは、読者が旅行に行く前に観光地に関する視覚情報を得てしまい、現地での感動を減少させてしまわないようにするための配慮なんだとか。
そう、情報が少ないからこそ、情報に敏感になり、目の前のイベントや景色に五感が躍動するのです。
ぜひ、今までやってみたいと思っていた事があるのであれば、この機会に趣味として始めてみてください。
趣味になりそうなことが無いのなら、ぜひ一度スマホやパソコンを持たずに未知の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
デジタルデトックスの方法⑤ 身の回りの人にスマホを預かってもらう
自分の意志でやめられそうにない場合は、家族に協力してもらいましょう。
自分以外の人に預かってもらえれば、簡単にはスマホに触ることはできません。
そして、スマホを預けた分でできた時間は家族サービスにあててみてもいいかもしれませんね。
きっとあなたの奥さまやご両親は喜んで協力してくれると思いますよ。
デジタルデトックスの方法⑥ スマホを叩き割る
これは最後の手段ですが、上記の事を試してみても、どうしてもスマホから離れられないという人はスマホを叩き割ってみてはいかがでしょうか。
物自体が使えなくなれば、もうどうしようもないですよね。
しかも、スマホなんてそんなに安いものではありません。
すぐに買い替えるという発想にもなりにくいと思います。
目の前で壊れるさまを見れば、気持ちも吹っ切れて、スマホから解放されるかもしれませんね。
※これはあくまでも編集部の見解なので、自己責任でお願いします。
デジタルデトックス方法⑦ 専門家に相談してみる
スマホ依存症は、スマホによる快感を脳が記憶してしまっているために自分の力ではなかなか克服するのが難しいというのが現実です。
一番良いのは家族にサポートしてもらうことですが、家族関係がうまくいっていない場合もあるでしょう。
そんな時は心から信用できる友人に相談してみましょう。
もしそれも難しく、自分だけだとどうしてもスマホをしたいという衝動を抑えられない、他に頼れる人がいないという場合は自助グループやカウンセラーを頼ってください。
きっとあなたの助けになってくれます。
自助グループは、同じ依存症で悩んだ人だけで構成されたミーティンググループです。
仲間とミーティングを通して、各々が自分の辛かった出来事や思いなどを話し聞き合います。
また、カウンセラーや心理士など専門的な知識を持つ人物を頼ることも非常に効果的です。
心理療法を用いて、再びスマホを使用してしまわないように防いでくれます。
また、カウンセリングを通して、専門家を心のよりどころの1つとすることもできます。
いずれにせよ、絶対に一人きりで解決しようとしないでください。
依存症はあなた一人で克服できるほど平易な病ではないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スマホは豊富な情報を瞬時に入手できて、世界中どこにいてもあらゆる人とコンタクトを取れる非常に便利なツールです。
使い方さえ間違えなければ、人生をより豊かにしてくれるものであることに変わりはありません。
しかし、やめたくてもやめられない、つまり依存状態にまで陥ってしまい、本当に大切にしなければならないリアル世界の生活をおろそかにしてしまっては本末転倒です。
スマホとの上手な付き合い方をするためにも、ぜひ一度、デジタルデトックスを実践してみてはいかがでしょうか。
ネット世界に浸っていたあなたの人生に「新たな楽しみ」や「つながり」が一つでも増えることを願っています。