残念ながらネットの情報を見ただけで簡単にやめられないというのが現実です。
負けた直後の後悔の念と、「明日からまじめに生きよう」なんていう脆い意志では絶対にやめられません!
断言できます。
なぜなら、当時パチンコ依存症だった編集部のウサコロ自身も簡単にやめれなかったからです。
当時、私が所属していた自助グループの仲間もギャンブルから抜け出すことができずにとても苦労していました。
私がパチンコのストレスでおかしくなりそうだった当時、webサイトでパチンコをやめる方法をよく探していました。
しかし、どのサイトも「パチンコで勝てないことを自覚しろ」と言って業界のデータを提示したり、「新しく没頭できる趣味を見つけろ」と言って「読書だ、釣りだ、ゲームだ」とどれもしっくりこないものばかりが紹介されていました。
「そんな簡単に依存者が治るわけあるか!」と思いませんでしたか?
目次
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パチンコをやめたい人必見!パチンコをやめるために取るべき5ステップ
考えてみてください。
パチンコは勝てない、そんな事はデータを提示されなくても本人が一番分かっていますよね?
数十万数百万円借金があって、今更「パチンコは勝てない」なんてデータ提示されても、サラッと流してしまうでしょ?
これまでパチンコがしたくて毎日うずうずしていた人が、いきなり静かに読書できますか?
お金を賭けているというハラハラ感と、大当たりを引いた時の高揚感。
勝っている時のあの感覚が忘れられなくてついつい行ってしまうんでしょ?
脳の構造が変わってしまっているんですから、理性よりも欲求の方が強く働いてしまうのは当然のことです。
では、どうすればいいのか?
まずは依存症を自覚することです。
依存症を自覚して、どうにかしたいと自発的に考えていなければどんな克服方法も効果はありません。
やめようと試みてすぐの段階ではパチンコを物理的に出来ないようにしなければなりません。
結局またホールに行ってしまいます。
よくご存知だと思いますが、パチンコの中毒性を舐めないで下さい。
そんなに簡単にやめられるのであれば、これまで数十万数百万円をパチンコに費やすことはなかったでしょう?
これは意志が強いとか弱いとかそういうレベルの話ではないのです。
病的賭博という一種の「病気」なのです。
この記事では、パチンコに苦しめられてきたあなたが、新しい一歩を踏み出す手掛かりを得て頂くために、僕が依存症を克服するために行った方法を紹介しています。
当然のことですが、パチンコのストレスが無い生活は本当に幸せですよ。
もし、「まさか自分が依存症の訳がない!」と考えられているようなら、「○○」をご一読いただいてから、ご覧いただくほうがより当事者意識が持てるかと思います。
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なぜ人はパチンコ依存になるのか
パチンコ依存になる理由は、ビギナーズラックによって大当たりした時の快感が脳に記憶され、脳内構造が根本的に変わってしまう事が原因です。
パチンコ依存の原因を探るためには、まず依存症のメカニズムを理解しておく必要があります。
そもそも依存症とは、ある何か需要でないことに対して、これが無いと生きていけないと思うほどに執着して、繰り返して接してしまう状態のことを言います。
依存症の診断基準としては以下の6症状のうち、3つ以上が過去1年以内に何度も繰り返されたか、または1か月以上同時に続いたかで判断されます。
- 対象への強烈な欲求・脅迫感がある。
- 禁断症状がある。
- 依存対象に接する量や時間などのコントロールができない。
- 依存対象に接する頻度や量が増えていく。
- 依存の為に仕事や通常の娯楽などを無視または制限する。
- 心や体に悪いことと知っていても続けている。
依存症は、大きく分けて以下の3つのタイプが存在します。
「物質依存」・・・アルコール、ニコチン、薬物など
「関係依存」・・・宗教、恋愛など
「プロセス依存」・・・ギャンブル、買い物、セックスなど
この中で、ギャンブルは行為に対する依存、すなわちプロセス依存に該当します。
この3タイプの依存症はそれぞれ原因が異なりますが、それぞれの依存症者には共通した現象が見られます。
どれも結果として、ドーパミンが分泌されるのです。
ドーパミンは、別名「快楽物質」と呼ばれる神経伝達物質です。
本来は、「嬉しい、楽しい、ワクワク」といったポジティブな感情を生み出す神経伝達物質ですが、過剰に分泌されると耐性ができてしまい、より強い刺激を与えないと分泌されなくなってしまいます。
パチンコ依存症になってしまう人は、初期段階でビギナーズラックに快感を覚えてしまうと、またあの時の快感を得たいと思って、ホールに行ってしまいます。
しかし、ドーパミンが異常に分泌され続けると、少しの刺激では分泌されなくなってしまいます。
そのため、同じ快感を得るために何度もホールに通い続け、徐々に少しの勝ちでは満足できなくなり、ハイリスクハイリターンの台を好むようになるのです。
そして、いつでも止められると思っていたにもかかわらず、気づいた時には制御できず、ほかの用事や生理的欲求(食事や睡眠)をそっちのけにして、パチンコを打っている状態に陥ってしまっています。
一度、脳の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうと、脳機能が変化し、二度と戻ることはありません。
仮に、パチンコを日常生活から取り除けたとしても、また他の事に依存してしまうリスクがあるのです。
依存症とは、本当に恐ろしい病気なのです。
パチンコを打ち続けた人の末路
パチンコを打ち続けた人の末路は本当に悲惨なものです。
精神科医の森山成彬氏が行ったギャンブル依存症患者100人に対する調査では、次のような依存症の実態が明らかになりました。
- ギャンブル開始平均年齢 20歳
- 借金開始平均年齢 28歳
- 初診平均年齢 39歳
- トータル使用金額 1,293万円
なんとギャンブルを初めてから病院に行くまでにおよそ20年もかかっているのです。
その20年の間に費やした金額は1000万円以上。
依存症の恐ろしさを物語る結果となりました。
依存症にならなければ、この人たちは一体どの様な人生が送れたのでしょうか。
また、パチンコ依存によって借金を作るだけで終わらなかったケースも多いのが実情です。
日本の自殺者数は年間で約3万人以上と言われています。
1番多い理由が「病気」、次いで2番目に「経済的要因」が挙げられています。
もちろん経済的要因のすべてがパチンコを含むギャンブルが原因だとは言いませんが、少なくともパチンコが原因の借金苦により、自殺を図った人間は必ず存在します。
以前、パチンコホールのトイレで自殺していた人の話を聞いたこともあります。
自殺以外にも、窃盗や強盗など金銭がらみの事件により、逮捕されるケースもあるようです。
パチンコを始めたときはまさか自分が依存症になって、辛い思いをするとはだれも思いません。
みんな、「ちょっとパチンコで小遣い稼ぎしよう」「ストレス発散しよう」といったポジティブな理由で打ち始めるのですが、本人も予想のつかないような事態になる危険性が隠れているのです。
依存症克服のファーストステップは、自分が依存症であることを自覚することだからです。
依存症は一度発症してしまうと二度と治らない不治の病と言われていますが、上手に付き合っていくことはできます。
続けて、パチンコ依存症の原因と恐ろしさを理解し、今の自分の状況を客観視してみましょう。
パチンコ依存症にはこれだけ!筆者が実践したシンプルな克服法
さて、パチンコ依存症の自覚がある方であれば、パチンコがどれだけ中毒性があり、やめにくいものかご存知でしょう。
しかし、多くの方は間違った方法でパチンコをやめようとして、途中で挫折してしまいます。
その間違った方法とは、いきなりパチンコを完全にシャットオフしてしまう事です。
言い換えると、これまでテストで50点しか取っていなかった人が、いきなり満点を目指してしまっている状態です。
一度は卒パチを試みたあなたなら、思い当たる節があるのではないでしょうか?
これはあまり賢明な方法とは言えません。
テストでいきなり100点を目指すと心が折れてしまいませんか?
パチンコ依存症も同じです。
いきなり完全にシャットオフしてしまうと、途中でパチンコをやめることをあきらめてしまったり、かえって余計行きたくなったりしてしまいます。
そこで、私が実践したのは、ステップ式スローソリューション法です。
ステップ式スローソリューション法とは?パチンコをやめるための5ステップ
ステップ式スローソリューション法とは、5つのステップを踏みながら、時間をかけてパチンコ依存症を克服していく方法です。
1つのステップをクリア出来れば、そのステップを継続していく事を補助していく形で次のステップに進みます。
こちらではパチンコ依存症を解決するために、以下の5ステップをご紹介しています。
- 一番信頼できる人に自分の状況を正直に話す
- お金の管理を頼む
- 自助グループに参加する
- パチンコに代わる趣味を見つける
- パチンコ依存症の経験を生かす
ステップ1では、一番信頼できる人に自分の状況を正直に話し、ステップ2では、その信頼できる人にお金の管理をお願いします。
しかし、なかなかモチベーションを維持して継続することが難しいため、ステップ3では、自分と同じ境遇にいる仲間を見つけるために、自助グループに参加します。
そして、ステップ4ではパチンコをしなくなった時間を埋めるために、新しい趣味を探します。
最後、ステップ5ではパチンコ依存症の経験を活かして何か活動してみます。
私の経験ではここまで来れば、もう完全にパチンコをしたいという気持ちにはならなくなります。
では、5つのステップについてもう少し詳しく見ていきましょう!
パチンコをやめるためのステップ1:一番信頼できる人に自分の状況を正直に話す
あなたは自分がパチンコ依存症であるという自覚はありますか?
依存症を自覚して、どうにかしたいと自発的に考えていなければどんな克服方法も効果はありません。
まずは、上のパチンコ依存チェックで自分は依存症かどうかを診断してみましょう。
きちんと依存症の自覚を持てて、どうにかしなければと思ったのであれば、自分がパチンコ依存症であることを信頼できる人に正直に話しましょう。
あなたはパチンコをするために、周囲に嘘をつくことが当たり前になっていませんか?
ホールへ遊びに行く時、人との約束を破る時、お金を借りる時など、さまざまな状況下で嘘をついてきたのではないでしょうか?
自分も含めてパチンコ依存症の人をたくさん見てきましたが、やはり多くの人が嘘を正当化するためにさらに嘘をつき、嘘まみれの生活を送る中で、信頼を失墜させてしまっているケースをよく見ました。
確かに、自分が依存症であることを他人に話すことはとてもつらいことです。
しかし、殻に閉じこもって現実から目を背け続けると、いつまでも依存症は克服できず、社会から孤立したままになってしまいます。
他人に話すことで、あなた自身が自覚を持つことができますし、何よりなぜパチンコ依存症になってしまったのかが見えてきます。
また、パチンコ依存症の大きな原因でもある「孤独感」からも解放されることでしょう。
一度自分の中だけで閉じ込めてしまっている感情やをすべて吐き出してみてください。
パチンコをやめるためのステップ2:お金の管理を頼む
ステップ1はクリアできましたか?
次のステップでは、金銭感覚がおかしくなってしまったギャンブル脳を元に戻していく作業です。
パチンコ依存症の方の傾向としては、一発逆転の大当たりを求めてハイリスクハイリターンの賭けを好むようになります。
そのため、少額の勝ちでは満足できずに、大勝ちするまでお金をつぎ込んでしまうようになります。
そうなると、はじめは5000円損して悔しがっていたにもかかわらず、今では一発逆転の可能性に賭けて、当たりを引くまで2万3万と賭けてしまうのです。
あなたもパチンコをしていて、1000円札をまるで紙屑の様に無心で機械に投入したことがあるのでは?
この金銭感覚が日常生活にも溶け込んでしまっていると、なかなかパチンコをやめることは出来ません。
だって、1万円の買い物をしたときに、これくらいならパチンコの大当たり2回で取り返せる額だ、なんて頭の中で想像してまた行きたくなってしまいませんか?
そこで、ステップ1で相談した相手に、お金の管理をお願いしてみるのです。
お小遣い制でも良いですし、帳簿をつけてもらうのでも良いです。
とにかく、自分が使える金額をなるべく少なく(財布の中には上限4000円まで)して、カード類はすべて預けてしまいましょう。
パチンコをやめるためのステップ3:自助グループに参加する
さて、ステップ2をクリアしたあなたは物理的にパチンコができない環境下に置かれましたね?
恐らく、今のあなたはパチンコがやりたくてうずうずしたり、イライラしてストレスを溜めてしまっていることだと思います。
しかし、絶対にパチンコの誘惑に負けてはいけません。
一度少しでもやってしまうと、再び振り出しに戻ってしまいます。
では、こんな時には、どうすればパチンコをやめるためのモチベーションを維持できるか。
それは、同じ境遇にいる仲間を作ることです。
同じ境遇、つまりあなたと同じようにパチンコをやめるために努力している仲間を作るのです。
そのために、自助グループへの参加をお勧めします。
実際に、僕がパチンコ依存だった時に、自助グループに参加していました。
参加者の皆さんは真剣にやめようと努力されている方ばかりで、とても励まされたことをよく覚えています。
また、パチンコ依存の話はパチンコ依存を経験している人でないとなかなか理解できなかったり、良いアドバイスが出せなかったりするため、自分の話をして理解してもらえるのは本当にうれしいです。
大きな自助グループとしては、ギャンブラーズアノニマス(GA)やギャマノンといったグループがあります。
基本的には、参加料はかからず、気持ちで寄付することができる制度になっていました。
そのため、当時お金が無かった僕にとってはとてもありがたかった事を記憶しています。
更に、開催場所は北は北海道から南は九州まで存在し、あなたの住まいの近くにある自助グループを見つけやすいと思います。
パチンコ依存の克服は長期戦になるため、モチベーションを維持するためにぜひ仲間を作ってください!
パチンコをやめるためのステップ4:パチンコに代わる趣味を見つける
ステップ3を継続しているあなたは、恐らくこれまでパチンコをしていた時間がぽっかりと空いてしまったことだと思います。
時間とお金があれば、パチンコにまた行きたくなってしまいます。
そこで、空いた時間にできる趣味を見つけて少しづつパチンコから離れましょう。
あくまでパチンコができない環境を整えてから、趣味を見つけるようにしてください。
いきなり趣味を見つけても、パチンコの誘惑に押し負けてしまいますから。
趣味は本当に何でもいいですが、できるだけお金のかからず、継続できるようなものが良いですね。
ただし、一点だけ気を付けて頂きたい事があります!
ゲームセンターのパチンコをすることは絶対にやめてください!!
絶対にまた行きたくなりますから!!!
パチンコをやめるためのステップ5:パチンコ依存症の経験を活かす
さて、いよいよ最後のステップです!
最後は、パチンコ依存症の経験を活かす事です。
活かす方法は何でも構いませんが、できるだけやりがいや使命感が持てるものにしましょう。
例えば、本やブログを書いてみるのもいいですし、同じ依存症で苦しむ友達の話を聞いてあげるのも良いですね。
ちなみに私の場合は、大学に再入学し、政策科学の観点からパチンコ依存症の研究を行いました。
その研究結果から区役所にパチンコ依存症対策に関する陳情を出したこともあります。(通りませんでしたが…..(笑))
先にも言いましたが、パチンコ依存症の人のことは一度パチンコ依存症になった人にしかわからないです。
あなたが得た経験はとても苦しく辛いものだったでしょう。
しかし、その経験が依存症の人にとっては大きな助けになるのです。
そして、誰かのために貢献する事こそ、自分の依存症克服にもつながるのです。
パチンコがやめられない時の最終手段:絶対にパチンコができない環境に行く
さて、これまで5つのステップを紹介してきました。
しかし、どうしてもパチンコの誘惑に負けてしまい、お金を管理してもらっていても、何とかして軍資金を調達して、パチンコに行ってしまうケースがあります。
そんな方にはもはやこれしかありません!
パチンコのない世界に行くことです!!
例えば、田舎の集落でしばらく暮らしてみたり、海外に飛び立ってしまうなどです。
実際に、僕が初めて禁パチを始めたときは、毎日パチンコがやりたくてうずうずして、上のステップの2までクリアしていたにもかかわらず、パチンコをやってしまいました。
そこで、当時大学生だった僕は、とうとうパチンコをやめるために国外に脱出することを決意しました。
私が訪れた国はカナダです。
カナダはカジノはありますが、もちろんパチンコなど存在しませんでした。
カナダでの生活が忙しかったこともあり、みるみるうちにパチンコのことを忘れていきました。
恐らく、このままカナダに居続けていれば、パチンコなど一生無縁の人生を送れていたことでしょう。
しかし、ある家庭の事情により、日本に帰国しなければならなくなりました。
父親が病で倒れてしまったのです。
その後、父親はその病気が原因で亡くなり、母親も後を追うようにして亡くなってしまいました。
自分の人生が思い通りに進まない悔しさと、両親がいなくなってしまった寂しさから、気づいた時にはホールでパチンコを打っていました。
嫌なことがあると、パチンコホールに行ってしまう癖は治っていなかったのです。
こんな状況でもパチンコに行ってしまう自分がとてもみじめでした。
パチンコ依存症は、一度発症してしまうと死ぬまで依存症と闘わなければならない恐ろしいものだと聞いていましたが、本当でした。
そこで今度こそ、日本に居ながらにして完全に克服する最善の方法を考えた挙句、上記のステップ式スローソリューション法にたどり着いたのです。
どうしてもパチンコ依存症を克服できない場合
これらの解決方法を試してみても改善されない場合、社会にあなたの居場所がまだ出来上がっていないことが考えられます。
パチンコ依存症を克服するためには、あなたの協力者が不可欠です。
一人で悩んでいても、解決することはありません。
そもそも、現実世界に居場所がないためにパチンコホールに逃避してしまっている人は非常にたくさんいます。
依存症克服のためにも居場所を作らなければならないのに、殻に閉じこもっていてはいつまで経っても解決しないのは当然ですよね。
あなたにはあなたの話を聞いて理解してくれる人はいますか?
本来は家族や友人がその役目を担ってくれるのがベストですが、パチンコ依存症になってしまうくらいなので、社会的に完全に孤立してしまっている場合もあります。
そのような場合は心理カウンセラーを頼ってみてください。
心理カウンセラーなら、あなたの話をしっかりと聞いてくれますし、心理療法を用いてあなたも気付いていなかったような問題まで浮き彫りにしてくれる事が期待できます。
家族や恋人がパチンコ依存症の場合
家族や恋人がパチンコ依存症の場合、周囲の人たちは気を付けなければならないことが一つあります。
「依存症についての理解はあるか?」ということです。
もし、依存症者が相談する相手が依存症を「脳の神経と精神の病気」であるということを理解しておらず、「ただの甘え、意思が弱いだけ」と捉えていると、依存行動を無理やりやめさせようとしたり、厳しく当たってしまう可能性があります。
これは依存症者にとってさらに自信を失う結果になり、さらなる孤独へと突き進んでしまう危険性があります。
かといって、協力者になる人は依存症者を甘やかせばいいというわけでもないのです。
ただ注意も指導もせず、もっとパチンコ依存の本人と関わりを作ってあげればいいのです。
話を聞いてあげるだけでも構いません。
それだけでも依存症者にとっては大きな助けになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
では、最後にもう一度パチンコ依存症克服のための5ステップをおさらいしておきますね。
- 一番信頼できる人に自分の状況を正直に話す
- お金の管理を頼む
- 自助グループに参加する
- パチンコに代わる趣味を見つける
- パチンコ依存症の経験を生かす
以外に単純なものだったと思ったのではないですか?
その通りです。
パチンコ依存症に特効薬的な解決法はありません。
居場所を作って、物理的にパチンコから距離を取り、他の体験に価値を見出すように思考を変えていく。
これだけのことを時間をかけて行っていくだけなのです。
私の場合、パチンコをやめようと決意してから、実際に完全にやめるまでに約4年の歳月をかけています。
パチンコ依存症は「不治の病」です。
死ぬまで闘い続けなければなりません。
途中で一度でもパチンコを打ってしまうと、たちまち眠っていたギャンブル脳が復活します。
長い闘いになりますが、頑張ってください!