新卒だろうが転職だろうが、就職活動に必ずと言っていいほどついて回るのが面接ですね。
面接でのあなたの立ち振舞い、言動やその内容がより選考結果に大きく響いてきます。履歴書や職務経歴書よりもさらに厳しくあなたを判定するわけです。
面接においては、必ず最低基準が存在します。企業によって異なりますが「最低ここまでできていればいいな」といったものです。最終面接ではそうなりませんが、それ以外では最低基準さえクリアしていれば合格できます。
では、その一次面接や二次面接で落ちてしまう人には何が足りないのでしょうか?
今回は最低基準をクリアするために気を付けておきたい面接のポイントについて書いていきます。
目次
スポンサード リンク
面接で必要なのは「外ヅラ」
特に行きたいと考える企業になると、理論武装をして面接に臨む方が多くなります。企業HPを見て理念や経営方針を丸暗記したり、先輩社員のインタビューを読んで共感できる部分を抜粋したり、更に真面目な方は業界地図などを使って業界全体のことを学んだり…素晴らしいことですね!
ですが、そんな理論も基本的なことを疎かにすると全く役に立ちません。
そう自分のことですよ、自分のこと!
まず「自分」をしっかりと確立させておかないと、理論武装なんかなんの意味もありませんからね。
面接にはほどよい笑顔が不可欠
当然ながら、面接でかなり重要になるのは第一印象です。
あなたが実際に受ける企業に「受け入れられるか否か」ははじめの3分で決まると言っても過言ではありません。
つまり、あなたの「人物的な側面」はこの短い時間で合否が出てしまうんです。
多くの方はそれをなんとなく理解しています。だからこそ髪型をビシっとさせて、髪型もキメて、ピカピカの靴を履いて面接に臨むわけです。
身だしなみを隙なく整えるのはとても良いことです。
ですが、あなたの顔面においてはあまりにもキメすぎるのは決して良いことではありません。
面接では、自然な表情を作ることが好印象を得るポイントになりますが、常に笑顔でいると不合格になる可能性が高まります。なんか不気味じゃありませんか?
人の話を聞く時も、何を話すか考えている時も、自分が話している時も、必要なのは「自然な表情」であって「常に笑顔でいること」ではありません。
相手への返答は基本的に一言
よく聞く話ではありますが、大抵の求職者の方は自分の話をするのが下手クソです。
基本的には聞かれたことに対して一言だけ返答すれば問題ありません。面接担当者がツッコみたかったり、気になるポイントであれば指摘してくれますし、サラッと流しても大丈夫なところであれば特に触れません。
自己紹介やこれまでの経歴を聞いた時に、30分ほど使って一年ごとに時系列を追って説明してくれる強者がいますが、まったくもって時間の無駄です。
自分が一番売り込みたい経験や、それがないのであれば本当にサラッとどんな業務を担当していたのかを話せば十分です。
何度も言いますが、気になる所があれば面接担当者が聞いてくれます。聞いてもいないのになんでもかんでもペラペラと話すのはやめましょう。本当に、本当に苦痛です。
これを解決するには面接の練習が不可欠です。もし誰かと練習するのが嫌だという方、一人でも十分練習できます。下の記事も参考にしてみてくださいね。
悪口はほどほどに
転職理由に少なからずネガティブな要素が絡んでいることは仕方のないことです。それがあるからこそ転職しようと考えているわけですからね。
ですが、面接担当者も人間です。仕方ないとは分かっていても、現職や前職の悪口ばかり口にするような候補者を通過させたいとは思いません。
それに、転職理由が悪口ばかりになる人に共通していることは、「向上心がまるでない」ことなんですよね。とにかく現状から抜け出したい、とにかくここじゃないところであればどこでもいい…なんていう気持ちで志望されたとしても内定は出ませんよ。
そんな人間が自社を更に盛り上げてくれるなんて考えられませんからね…。
転職理由が現状に対する不満であることは仕方のないことです。そうだとしても「これまでの経験を活かしてこんなことがしてみたい」「こんなことに挑戦したい」「この点で御社に貢献できる」というポイントを一つでもいいから見つけて、面接用に対策を練っていきましょう。
曖昧な表現を避ける
特に若い人に多いんですが、大きいことを言ってやろうとするあまり、意味不明な表現になってしまうことが多々あります。
「社会に貢献したいんです」
「人々の生活を豊かにしたい」
「もっとやりがいのある仕事がしたい」
それってどういうこと?現状はそうじゃないの?具体的にあなたのやりがいって?それをなんで弊社で達成できると思ったの?
もう疑問が満載です。ツッコみたくてしょうがありませんが、ツッコむ前に落とすことは決定です(笑)
表現は具体的にするように心がけましょう。上記のような言葉を使用するのであれば、「具体的にどういったことが」社会貢献になるのか、人々の生活を豊かにするのか、やりがいなのか…しっかりと説明する必要があります。
「○○が社会貢献になると考えています。御社では△△でそれが叶うと考えました。」
せめてこんな言い方ができるようにしましょうね。
スポンサード リンク
さいごに:当たり前のことを聞ける勇気を持って!
これまでは、面接中に聞かれた時の立ち振舞いや言葉の使い方についてNGを説明してきました。
最後に「何か聞きたいことありますか?」についてのアドバイスを少々…。
気になることがあればなんでも聞いてみるべきです。たとえ常識的には聞きにくいことであっても躊躇しないでいいと思います。あなたがその企業を判断する材料になることを聞かなければ質問の意味がありません。
給与や福利厚生については、一般的には聞きづらい、聞くべきでないことだと言われていますが、私はそんなことは思いません。
自身の生活を左右することであるからこそ、面接の時点ですり合わせておくべきです。一番デリケートな部分は事前に解決しておかないとトラブルの元になりますからね。
そして、給与や福利厚生などについて答えられない企業には就職する価値はありません。
不明点をキチンと面接の時点で解決できるように、質問をする時間で何を聞くかはしっかりと考えておきましょう。あなたにだって企業を選考する権利がありますからね。そのために時間を有効に使えるようにしましょう。