WWOOFとWorkawayとは?WWOOFもWorkawayもホスト先に宿泊場所と食事を提供してもらう代わりに、ボランティアが知識や経験を活かした活動を行う、登録制の交流システムです。
ホスト:宿泊場所と食事を提供する。
ボランティア:知識や経験を活かし、ホストを助ける。
※基本的にお金のやりとりは無し。
※WWOOFもWorkawayも活動期間は2週間~数ヵ月。Workawayは1週間から受け入れているホストもいる。
※コミュニケーションは英語。地域によってはスペイン語やフランス語の場合もある。
目次
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WWOOFとは
WWOOF(ウーフ)は、「World Wide Opportunities on Organic Farms」の頭文字をとって表現された言葉で、世界中のオーガニック農家と、そこで手伝いたいと思っている人とを繋ぐ交流体験を提供しています。
有機農業(オーガニック農業)とは、無農薬・無化学肥料で作物を栽培する方法で、オーガニック作物として認められる為には数々の条件を満たさなければなりません。農薬を使う方法に比べるとかなり手間がかかり、人手が必要な農業です。
ホスト:宿泊場所と食事を提供する受入側。オーガニック農家や自然体験学校、農家民宿、農家レストランなど。
WWOOFer(ウーファー):知識や経験を活かし、オーガニック生活をしながらホストを手伝う人。労働者や従業員ではなくボランティア。
WWOOFのはじまり
1971年にロンドンで設立され、その後世界中に広まり、現在は60ヵ国でWWOOF事務局が設置されています。日本では1994年に活動が開始されました。
Working Weekends On Organic Farms (有機農場での週末作業)
↓ 週末に限らない活動へ
Willing Workers On Organic Farms (有機農場で働きたい人たち)
↓ 世界中での活動へ
World Wide Opportunities on Organic Farms (世界に広がる有機農場での機会)
WWOOFの登録制度
ホストもウーファーも登録が必要。一年間有効。登録期間中であれば、ウーファーはホストの受け入れ許可が得られればいくつでもWWOOFすることができます。また、ホストも好きなだけウーファーを受け入れることができます。
WWOOFの登録費
ホストとウーファーで登録費は異なり、国によっても費用が異なります。また、各国・地域でWWOOFFは独立している為、参加地域ごとにWWOOF登録し、年間登録費を支払う必要があります。
WWOOFの内容
オーガニック農場でファームステイをしながら農家のお手伝いをするのがメイン。
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Workawayとは
WorkawayはWWOOFに比べ、活動内容が多岐に渡ります。WWOOFはオーガニック農家でのお手伝いだけですが、Workawayはファームステイに限らず、様々なボランティア内容があります。
Workawayの登録制度
WorkawayもWWOOF同様、サイトに登録し、個人アカウントを作成する必要があります。一年間有効。
Workawayの登録費
WWOOFとの大きな違いは、WWOOFが国や地域ごとに登録料が必要であるのに対し、Workawayは1回の登録で世界中での活動が可能なことです。
ボランティア側の登録料は1年間で36ドル。カップルや友達など2人で登録すると46ドルですみます。(2018年7月現在)
Workawayの内容
活動内容:酪農・農家のお手伝いだけでなく、ホテルやB&B、レストランのお手伝い、ベビーシッターや英語の教師、ガーデニングなど。
宿泊形態:農家でのホームステイやNGOなどのコミュニティでの滞在、ホテルの一室に泊まる生活など。
どんな人におすすめ?
- ワーホリ中の人(Working Holiday)
- 世界一周旅行している人
- 長期旅行している人
- 観光地を巡るだけでなく、現地の生活を体験したい人
- 世界中のボランティアと一緒に生活したい人(複数のボランティアを受け入れているホストを探す必要あり)
- 集団生活が好きな人(複数のボランティアを受け入れているホストを探す必要あり)
- 特定の家族(ホスト)との時間を大切にしたい人(受け入れ人数が少ないホストやホームステイ型の活動を探す必要あり)
- 出来るだけ滞在費を抑えたい人
ボランティア活動中の注意点
- ホスト先のルールを優先するのが第一!
- 基本的にコミュニケーションは英語で行う為、必要最低限の会話力が必要です。
- 受け入れ期間が2週間以上の場合が多い為、時間に余裕がある人の方が向いています。
- 学生が長期休みの夏は特にホストを見つけるのが困難です。
- 返事が遅かったり、無反応のホストもいるので、活動できる期間が迫っていたり固定されていたりする場合は早めにコンタクトすることをおすすめします。
- メインの活動内容以外に、料理や掃除の担当をすることもあるかもしれません。
- ホームステイ型の滞在の場合は、自分の部屋のドアを閉めて長時間こもらないようにしましょう。(長時間の交流が苦手な人は、ホームステイ型を選択しない方が良いと思います。)
- 一緒に生活している人に不快感を与えないように、自分のベッド周りを整頓しておいたり、シャワーの後は自分の髪の毛を取ったりするなど、気配りを忘れないようにしましょう。
海外ボランティアに興味がある人はぜひ!
WWOOFは国ごとに登録が必要な為、ホストが見つからないと各国の登録費を支払わなければなりません。また、リクエストしたホストからの返信に時間を要することも多々あるので、活動時期や期間が限られている場合は、利用が難しいと思います。実際に私は登録費を払ったものの、ホストが見つからず、断念しました。。
一方、Workawayは1回の登録のみで世界中のホストを検索できるので、便利です。活動内容も様々なので、ファームステイ以外にも興味がある人にはおすすめです。私は今回初めてWorkawayを利用して、デンマークのリンゴ農家に3週間滞在してきました。
今迄、数々のボランティア活動を世界中で行ってきましたが、ボランティア活動に参加する際は、日本人の代表として恥ずかしくないように過ごす事を心掛けましょう。ホストや現地で知り合ったボランティアにとって、あなたは初めて出会う日本人かもしれません。あなたの言動によって、日本人の印象が決まってしまうので、注意したいところですね。
WorkawayでもWWOOFでも、また他の方法でも海外ボランティアはとても良い経験になると思います。私はせっかく海外に行くのなら、旅行者として観光地を巡るだけでなく、世界中の人と交流しながら現地の生活を体験し、人の為になることや役立つことをしたいと思って海外ボランティアを始めました。少しでも興味を持ったら、ぜひ参加してみて下さいね!